No.5 サービス業にはどんな仕事があるの?【留学生のための業界研究④】
日本で就職をお考えの留学生の方は、サービス業に目を向けてみてはいかがでしょうか。サービス業は事業内容の幅が広く、実は留学生にとって就職のチャンスが多い魅力的な業界なのです。サービス業についてお伝えします。
サービス業とは?
サービス業とは、日本標準産業分類のひとつで、商品を売るのではなく、形のないサービスを提供することで利益を得る業務のことを指します。販売業(はんばいぎょう)と間違えられやすいですが、販売業は「ものを売る」ことで利益を得るのに対して、サービス業は「個人や企業が求めるサービスを提供すること」を目的とします。留学生にとっては、母国語やITスキルなど、自分の持っているスキルを活かして働くことができる業種なのです。
サービス業とは?主な仕事
サービス業の主な仕事としては「人材サービス」、「ホテル」などが知られています。
ほかにも冠婚葬祭(かんこんそうさい)(注1)や美容業、旅行業など生活関連のサービス、テーマパークや映画館、スポーツ施設などで働く娯楽(ごらく)関連サービス、広告業や教育、コンピューター関連などの情報サービスなど種類が多いです。消費者のニーズが多様化するにつれて、サービス業の幅もさらに広くなることが予想されます。
サービス業とは留学生にとってチャンスの多い業界
近年、日本政府はインバウンドの需要促進(じゅようそくしん)に力を入れており、サービス業における留学生のさらなる需要が期待できます。語学だけではなく日本で学んだそれぞれのスキルを活かして働くことができるのが、サービス業なのです。
また、留学生には母国と日本をつなぐ架け橋としての役割も期待されています。日本と母国両方の文化や風習を知っている留学生だからこそできる仕事がサービス業にはあります。
(注1)日本古来の重要な儀式、「元服」・「婚礼」・「葬式」・「祖先の祭祀」のこと。結婚や葬儀、出産や子どもの成長のお祝いなど人生においての大きな儀礼や行事。
まとめ
サービス業は幅が広く、今後もますます多様化していくことでしょう。だからこそ留学生にとって、自分の能力や経験を生かすチャンスの多い、魅力的な業種であると言えるでしょう。
■本記事に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。
したがいまして、本記事を用いた運用は、必ず閲覧者様ご自身の責任と判断によって行ってください。
本記事の記載内容の運用の結果につきましては、東京都、監修者及び運営事務局はいかなる責任も負いません。
■本記事の情報は、2020年1月現在のものを掲載しています。ご利用時には、変更されている場合があることを予めご了承ください。