No.3 商社の仕事って何?【留学生のための業界研究②】
日本には大きな商社がいくつか存在していますが、どんな業務を行っているのかよくわからないという留学生も多いはず。この記事では商社の仕事や、メーカーとの違いについてご紹介します。
商社とは?
商社とは、売り手と買い手の間に入る中間業者として、商品取引の流れを構築する事業を行う会社のことです。
英語ではtrading companyやtrading firmなどと表されます。
近年商社のビジネスは、多岐にわたるようになってきており、商品の取引だけでなく、情報や物流などの新しい分野にも参入しています。
このように商社は、現在も進歩している業界です。
商社とメーカーの仕事の違い
商社は、商品を売り手から買い付け、買い手へと売り渡すことが基本的な仕事です。
一方で、メーカーとは、その名の通り、自社で商品を作る会社のことです。
しかし、近年では、商品を作るだけでなく、自社で販売や買い付けを行うメーカーも増えています。
また、メーカー・商社両方のビジネスが多様化していることから、商社とメーカー間のビジネスの線引きがわかりにくくなっています。
実際のビジネスにおいて、メーカーと商社はとても結びつきが強く、お互いが協力しあう関係です。
留学生の商社への就職
母国語と日本語両方を操れる留学生にとって易関係の仕事は「母国と日本の架け橋となれる仕事」。
そのため、海外製品を取り扱う貿易商社は留学生に人気です。
しかし、留学生の採用割合は意外に少ないことをご存知でしょうか。
マイナビの調査によると、2020年卒の外国人留学生を採用する見込みのある商社は全体の8%、逆に採用予定のない商社が66%、という結果が出ています。(引用元:http://mcs.mynavi.jp/enq/naitei/data/naitei_2019_r.pdf)
貿易商社は、留学生の方にとって、競争率が高い業種だといえます。
まとめ
この記事では、商社についてご説明しました。海外とも関係の深い商社は、多くの留学生に人気の業界です。しかし、意外に狭き門であることも事実。商社に就職を希望する場合は、事前に業界研究や自己分析を進めておくことが大切です。
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