No.2 メーカーってどんな会社?【留学生のための業界研究①】
産業別に企業を分類したものを日本では「業界」といいます。
そのなかのひとつである「メーカー」とはどのような業界で、どのような企業があるのかをご説明していきます。
メーカーとは?
メーカーとは製品を作り出す企業のことで、「製造業」とも呼ばれます。英語ではmanufacturer、manufacturing businessなどと表されます。
メーカーのなかでも、自動車メーカー・食品メーカー・アパレルメーカーなど、作っている製品ごとに分類をすることができ、日本では多種多様なメーカーが存在しています。
企業の規模や製品によって素材の製造から組み立てまで製造の全工程を一つのメーカーで行うところもありますが、それが難しいこともあります。
たとえば自動車産業では、鉄や銅など車の素材を製造するメーカー、それらの素材を使用して車の部品を製造するメーカー、部品を組み立てて完成品にするメーカーの3つに分かれています。このようにモノが完成する工程を川の流れに例えて、「上流産業」、「中流産業」、「下流産業」と、さらに区分することができます。
またメーカーの仕事内容はさまざまで、実際に商品を作る「製造職」だけでなく、それを顧客へ販売する「営業職」、製品の品質や生産量を管理する「生産管理」、新たな商品を開発する「商品企画」や「研究開発」、商品の情報を届ける「宣伝・広報」などの職種があります。
メーカーとは?留学生を積極的に採用する業界の一つ
メーカーは、モノを作り出す会社です。現在日本のメーカーは、外国人留学生採用を積極的に行っています。留学生は、海外進出時の戦力や企業のダイバーシティを推進する存在として期待されているのです。
留学生採用企業の比率(業種別)では、メーカーに分類される企業の内52.2%が留学生を採用しているという結果になりました(2015年3月経済産業省調査)。
一方メーカーとよく比較される商社では24.3%ですので、メーカーは日本で就職したいと考えている留学生の方におすすめの業界といえます。
出典:経済産業省 平成26年度 外国人留学生の就職及び定着状況に関する調査(2015年3月)
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/global/pdf/H26_ryugakusei_report.pdf
まとめ
この記事では、メーカー業界についてご紹介しました。留学生採用を行っている企業の割合の多いメーカー業界は、日本で就職したい留学生の方におすすめの業界です。ぜひ就職先を探す参考にしてみてください。
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